「矯正って、歯並びを綺麗にするだけでしょ?」
「綺麗にするだけなら、別に矯正しなくてもイイかなあ…」
こんにちは。おしむら歯科 院長の押村侑希です。
矯正、と聞くと歯並びを綺麗にするだけの治療と思われている方が多いです。
矯正は歯並びを綺麗に整えるともに、噛み合わせの改善も行います。
歯並びだけではなく噛み合わせも改善することでむし歯・歯周病の進行リスクや歯根破折、歯周病など、さまざまなお口のトラブルを未然に防ぎやすくなります。
目次
■矯正で歯並び・噛み合わせを改善すると
矯正治療で歯並び・噛み合わせを改善することで、以下のようなさまざまなお口のトラブルを未然に防ぎやすくなります。
①むし歯・歯周病の進行を抑えやすくなる
矯正で歯並びが改善されると、すみずみまで歯みがきを行えるようになり、歯に付着する歯垢を減らせます。
歯垢にはお口の病気をひきおこすミュータンス菌や歯周病菌がひそんでいるため、磨き残しが減ることでお口の中の細菌の数も減り、むし歯・歯周病の進行を抑えやすくなります。
②歯を傷つけにくくなる
矯正で噛み合わせが改善されると、歯に正しく噛む力が伝わるようになります。
歯に正しく噛む力が伝わると偏った負担が歯にかかりにくくなり、歯周病、歯根破折など、過剰な負担が原因で起きる歯や歯周組織の損傷リスクを減らせます。
{40代以上の方は歯周病、歯根破折に気をつけましょう}
40代以上になると歯周病や歯根破折で歯を失う方が増えてきます。
・過剰な負担が原因でひきおこされる「非プラーク性歯周病」について
歯周病はプラークにひそむ歯周病菌によってひきおこされるもの(プラーク性歯周病)と、歯にかかる過剰な負担によってあごの骨にダメージを受けることでひきおこされるもの(非プラーク性歯周病)があります。
プラーク性歯周病は毎日のセルフケアと定期メンテナンス(歯のクリーニング、歯石取り)を受けることで病気の進行を抑えやすくなります。
過剰な負担が原因でひきおこされる非プラーク性歯周病は、矯正や咬合治療(噛み合わせを調整する治療)により噛み合わせを整えることが予防につながります。
・10年以上前にむし歯治療で神経を抜いた歯が痛い場合は歯根破折の可能性があります
歯根破折は40代以上の方に多く見られる症状です。
10代や20代のときにむし歯治療で神経を抜いた歯はもろくなり、割れやすい状態になっています。
治療をして10年以上経つ歯が痛んだり、歯ぐきの表面にぷくっとした白いおでき(フィステル)ができた場合は歯根破折、もしくは、根尖性歯周炎が起きている可能性があります。また、噛み合わせが乱れていると一部の歯に過剰な負担がかかってしまい、歯根破折が起きやすくなります(※)。
(※)年数は目安です。患者様や症状によっては治療後10年以下で
歯根破折、根尖性歯周炎を発症することがあります。
【歯並びや噛み合わせでお困りの方はお気軽にご相談ください】
矯正により歯並びを綺麗に整えることで口元の見た目が良くなり、歯みがきをしやすくなります。矯正は噛み合わせの改善も行うため噛む機能が正常化し、お口の健康維持にもつながります。
「歯並びが乱れている」
「噛み合わせが乱れていて、食べ物をしっかり噛めない」
など、歯並びや噛み合わせの乱れでお困りの方はおしむら歯科までお気軽にご相談ください。相談費は無料です。
カウンセリングでは歯科医師が患者様の現在のお悩みをお伺いし、歯並びやあごの状態を確認した上でそれぞれの方に適した治療方法をご提案させていただきます。