こんにちは。おしむら歯科 院長の押村侑希です。
インビザライン、または、おしむら歯科独自のクイックラインなど、マウスピース矯正ではマウスピースを用いて歯並びを整えていきます。
マウスピースは透明で目立ちにくく、とても精密に作られている点が特長です。患者さまによっては、「頑張って矯正したから、記念にとっておきたい」「もったいなくてマウスピースを捨てられない」という方も。
目次
■マウスピース矯正 使用済のマウスピースは捨ててもイイの?
◎使用済のマウスピースは捨ててかまいません
インビザラインやクイックラインなど、マウスピース矯正では十数枚~数十枚のマウスピースを用い、歯並びを整えます。
1枚につき10日間前後、マウスピースを装着した後は、新しいマウスピースに交換・装着して矯正を進めていきます。
新しいマウスピースに交換した後は、使用済のマウスピースは捨ててかまいません。
■1つ前のマウスピースは取っておくと役立つ場合があります
◎1つ前のマウスピースを取っておくことで、矯正中のトラブルに対応しやすくなります
マウスピース矯正で、使用済のマウスピースは捨ててもかまいません。ただし、現在つけている物の1つ前のマウスピースは、取っておくことをオススメします。1つ前のマウスピースを取っておくことをオススメする理由は、以下のような場面で、1つ前のマウスピースが役立つ場合があるためです。
[1つ前のマウスピースを取っておくことで、役立つ可能性がある矯正の場面]
①マウスピースを失くしたとき
②マウスピースに不具合・破損が起きたとき
③矯正の治療計画どおりに歯が動いてないとき
①マウスピースを失くしたとき
矯正中、もし、マウスピースを失くしたときは、1つ前のマウスピースを着けましょう。1つ前のマウスピースを着けておくことで、新しいマウスピースが届くまでの間、歯並びの後戻りを防ぎやすくなります。
②マウスピースに不具合・破損が起きたとき
現在着けているマウスピースに不具合・破損が起きたときは、1つ前のマウスピースを着けましょう。1つ前のマウスピースを着けておくことで、新しいマウスピースが届くまでの間、歯並びの後戻りを防ぎやすくなります。
{マウスピースに不具合・破損が起きたときは、壊れたマウスピースはつけないでください}
マウスピース矯正の矯正中、現在つけているマウスピースに不具合・破損が起きたときは、壊れたマウスピースは着けないでください。壊れたマウスピースを着けると、矯正の治療計画どおりに歯が動かなかったり、お口の中を傷つけてしまうおそれがあります。
③矯正の治療計画どおりに歯が動いてないとき
インビザライン(マウスピース矯正)を含め、矯正治療では、以下のような原因で治療計画どおりに歯が動かない場合があります。
[矯正治療で治療計画どおりに歯が動かない、主な原因]
- 定められている、マウスピースの装着時間(1日20時間以上)を守らなかった
- 正しい方法でマウスピースを装着していない
- 噛んではいけない硬すぎる物(氷、飴玉など)を噛みすぎたなど、矯正中、してはいけないことをしてしまった
上記のようなことをした場合、矯正の治療計画どおりに歯が動かなくなるおそれがあります。治療計画どおりに歯が動かないと、マウスピースをつけたときに強い違和感・強い痛みを感じるケースも。
矯正治療では、装置で力をかけて歯を動かすため、多少の違和感・痛みがでるのが自然です。矯正中の多少の違和感・痛みは自然な現象ですが、マイルドな力をかけるマウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べて、強い違和感・強い痛みはでにくいです。
マウスピース矯正中に強い違和感・強い痛みを感じるときは、矯正の治療計画どおりに歯が動いていない可能性があります。
矯正の治療計画どおりに歯が動いておらず、マウスピースをつけたときに強い違和感・強い痛みを感じる場合は、歯科医師の判断により、1つ前のマウスピースをつけるよう、指示されることがあります。
1つ前のマウスピースをつけることで、遅れている歯の動きを取り戻すと共に、マウスピース装着時の強い違和感・強い痛みを軽減しやすくなります。
■マウスピースを記念に保管しておきたいんだけど、注意点は?
◎歯ブラシでマウスピースの内側・外側をこすって洗い、保管しておくとよいでしょう
インビザラインをはじめとして、マウスピース矯正で用いるマウスピースはとても精巧な造りです。
精巧な造りをしているため、矯正完了後に「記念にマウスピースを取っておきたい」というお気持ちは、よくわかります。
マウスピースを取っておきたい方は、歯ブラシでマウスピースの内側・外側をこすり洗いしてから、保管することをおすすめします。洗わずにマウスピースを保管してしまうと、雑菌が繁殖して臭いが発生するおそれも。
【今後も、お口のトピックを更新していきます】
今回は、「インビザライン 使用済のマウスピースは捨ててもイイの?」について、お話をさせていただきました。
おしむら歯科では、今後も、矯正や歯に関する、お口のトピックを更新していきます。お時間があるときに、ブログをお読みいただければ幸いです。
– 歯並びの乱れでお困りの方は、お気軽にご相談ください –
おしむら歯科では、日本矯正歯科学会の矯正認定医による矯正治療を行っています。
当院は、おしむら歯科オリジナルのマウスピース矯正ブランドである「クイックライン」を中心に、マウスピース矯正「インビザライン」を用いての矯正治療を得意分野としております。
マウスピース矯正に加え、従来のブラケット矯正にも対応可能です。ブラケット矯正は通常の装置のほか、目立ちにくいクリアブラケット・ホワイトワイヤーもご選択いただけます。
5~9歳ごろのお子さんには、歯並びを乱れさせる悪い癖を改善し、顎の骨の健全な成長をうながす「マイオブレース矯正」を中心とした小児矯正を実施しています。
- 前歯の歯並びの乱れ
- 奥歯を含めた全体の歯並びの乱れ
- 口ゴボ、受け口などの顎の症状
上記のような、歯並び・お口周りのお困りごとがある方は、まずはお気軽にご相談ください。相談費は無料です。
カウンセリングでは、日本矯正歯科学会の矯正認定医、および、日本顎咬合学会の噛み合わせ認定医が現在のお悩みやご希望(理想の歯並び、通院のペースなど)をお伺いします。じっくりとお話をお伺いした上で、お一人ひとりの患者さまに適した矯正方法を丁寧にわかりやすく、ご説明させていただきます。