インビザライン、おしむら歯科独自のマウスピース矯正「クイックライン」など、マウスピース矯正中、何らかの原因によって歯茎から血が出ることがあります。
矯正中に歯茎から出血した場合、患者さまによっては、「何か重大なトラブルが起きているのでは！？」とご不安になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、「マウスピース矯正中、歯茎から出血したときに考えられる主な原因・対処方法」をご説明します。
目次
■マウスピース矯正中、歯茎から出血したときに考えられる主な原因・対処方法
マウスピース矯正中、以下のような原因により、歯茎から出血する場合があります。
①歯肉炎（初期の歯周病）
マウスピース矯正中、歯茎から出血したときに考えられる代表的な原因としては、歯肉炎が挙げられます。
歯肉炎とは、初期の歯周病です。歯肉炎になると、歯磨きをしたときに歯茎から血が出ることがあります。
≪対処方法≫
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歯科医院で診察を受け、毎日の歯磨き＋歯間清掃（セルフケア）をしっかり行う
歯肉炎が疑われる場合は、まずは、歯科医院を受診しましょう。マウスピース矯正中の定期通院日が近いときは、定期通院の際に受診する形でもかまいません。歯科医院で診察を受け、何が原因で歯茎から出血しているのか、チェックしてもらうことをおすすめします。
診察の結果、歯肉炎が原因の場合は、毎日の歯磨き＋歯間清掃によるセルフケアをしっかり行いましょう。毎日のセルフケアをしっかり行い、定期検診（定期通院）を継続することで、歯茎からの出血や歯茎の腫れなどの歯肉炎の症状を軽減しやすくなります。
②マウスピースの脱着のときに、爪やネイルアートで歯茎を傷つけてしまった
ポリウレタンなどのやわらかい素材で作られているため、マウスピースそのものが歯茎を傷つける心配はほぼありません。マウスピースが原因で歯茎を傷つけることはほぼありませんが、爪が長い方やネイルアートをつけている方は注意が必要です。
患者さまによってはマウスピース矯正中、マウスピースの脱着のときに、爪やネイルアートで歯茎を傷つけてしまう場合があります。
≪対処方法≫
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爪は短く切っておく
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ネイルアートは短め＆突起物が少ない物にする
マウスピースの破損を防ぎ、歯周組織を傷つけないようにするために、マウスピース矯正中、爪は短く切っておくのも対処法のひとつです。爪は短く切っておくと共に、ネイルアートをする場合は短め＆突起物が少ない物にしましょう。
③強すぎる力での歯磨き・硬い毛先の歯ブラシが原因で歯茎を傷つけてしまった
強すぎる力でゴシゴシと歯を磨いたり、硬い毛先（「かため」など）の歯ブラシでブラッシングすると歯茎が傷つき、歯茎から出血することがあります。
≪対処方法≫
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やさしい力で歯を磨く
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歯ブラシは「やわらかめ」「ふつう」の物を選ぶ
マウスピース矯正中・矯正時以外を問わず、歯磨きではやさしい力で歯を磨きましょう。磨き方にはたくさんのバリエーションがありますが、人差し指と親指だけでペンを持つように歯ブラシを持って磨くのがおすすめです。
やさしくブラッシングすることに加え、歯ブラシは「やわらかめ」か「ふつう」の物を選びましょう。
④IPR（歯の側面のやすりがけ）の際に歯茎を傷つけてしまった
歯の矯正では、歯を動かすスペースを作る・歯の幅を整えるために「IPR」という歯のやすりがけを行う場合があります。
IPRの際は細心の注意を払いながら施術を行います。十分に気をつけながら施術しますが、術者の手元のミスや施術中に患者さまが動いたことなどが原因で、やすりで歯茎を傷つけてしまい、歯茎から出血するケースも。
≪対処方法≫
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IPRでは、術者は細心の注意を払った上で精密に処置を行う（歯科医院側で気をつける注意点）
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IPR中はできるだけ頭・身体を動かさないようにする
マウスピース矯正中のIPRでは、術者は細心の注意を払った上で精密に処置を行う必要があります。精密な処置により、施術中にやすりが歯茎を傷つけてしまうリスクを低減できます。
精密な施術に加え、IPRでは施術中に患者さまができるだけ頭・身体を動かさないようにすることも重要です。
【矯正治療に関するご質問・ご不安がある場合は、お気軽にご相談ください】
健康的な歯茎の色とは、一般的に、血色の良い薄めのピンク色とされています。ただし、歯茎の色は個人差があるため、ピンク色ではなかったとしても、必ずしも、歯茎の健康状態が悪いとは限りません。
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今回は、「マウスピース矯正中、歯茎から出血したときに考えられる主な原因・対処方法」をご紹介させていただきました。
矯正をご検討中の方は、矯正治療の副作用・リスクなど、何かとご心配な点もあるかと思います。
矯正治療に関するご質問・ご不安がある場合は、当院までお気軽にご相談ください。相談費は無料です。
