「子どもが受け口っぽい… 早めに歯科医院で矯正治療を受けた方がイイのかな?」
「受け口は遺伝? 保険適用で受け口の治療を受けられる?」
お子さんの受け口、気になりますよね。
お子さんの受け口に対しては、歯科医院での矯正治療(小児矯正:マイオブレース矯正・バイオブロック矯正など)が改善のための選択肢として挙げられます。
目次
■受け口とは
◎下顎の前歯や下顎が前に突き出る歯並びの乱れor顎の骨格異常です
受け口とは、
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下顎の前歯
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下顎(下顎の骨格そのもの)
が上顎よりも前に突き出る歯並びの乱れor顎の骨格異常です。
◎受け口は顎の骨格異常が多く見られます
軽度~重度などの程度に関わらず、受け口は顎の骨格異常が多く見られます。
ごく軽度の受け口は、下顎の前歯の前方への突き出しのみ(歯並びの乱れのみの受け口)の場合も。
ただし、歯並びの乱れのみのケースは少なく、受け口は下顎そのものが前に突き出していることが多いです(=いわゆる「しゃくれ顎(しゃくれ)」の状態)。
■受け口の主な原因
①遺伝(生まれつきの顎の骨格異常)
ご両親、または、ご両親の家系に受け口の方がいる場合、遺伝で受け口になることがあります。
②子どもの頃の悪い癖・悪い習慣(口呼吸、舌癖など)
小さな子どもの時期に以下のような悪い癖があると、受け口を含め、歯並びの乱れ・顎の骨格異常が起きやすくなります。
[歯並びの乱れ・顎の骨格異常を起こす原因になる悪い癖・悪い習慣]
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口呼吸
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舌癖(ぜつへき:上下の前歯のあいだに舌を出す、前歯で舌先を噛むなどの悪い癖)
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誤った飲み方(顎をしゃくるように飲むなど)
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誤った噛み方(前歯のみで噛み、奥歯をあまり使わないなど)
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うつぶせ寝
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頬杖
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猫背
■受け口は小さな子どもの時期に治療を始めた方が良い理由
◎受け口など、顎の骨格異常に対しては、顎の骨が未成熟でやわらかい5~8歳頃までに小児矯正「咬合誘導」を受けるのが望ましいです
受け口など、顎の骨格異常に対しては、小児矯正「咬合誘導(こうごうゆうどう)」が改善のための第一の選択肢として挙げられます。
[小さな子どもの時期(5~8歳頃までがベスト)に行う小児矯正「咬合誘導」の主な種類]
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マイオブレース矯正
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バイオブロック矯正
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ムーシールド
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ヘッドギア
など
(※)クリニックにより、対応している小児矯正の方式が異なります。
顎の骨が未成熟でやわらかい小さな子どもの時期(5~8歳頃)に、咬合誘導を受けることで顎の健全な成長をうながしやすくなります。
小さな子どもの時期に行う、顎の健全な成長の促進(咬合誘導)により、以下のような
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通常の矯正
(マウスピース矯正やブラケット矯正など、装置で力をかけて歯を動かす通常の矯正治療)
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外科的矯正
(顎の骨切り手術など)
をせずに、受け口などの顎の骨格異常を改善できる可能性がある点が、小児矯正「咬合誘導」の特徴です。
◎8歳頃を過ぎて顎の骨格が固まり始めると咬合誘導の難易度が高くなります
おしむら歯科では、顎の健全な成長をうながすために、マイオブレース矯正・バイオブロック矯正による咬合誘導を行っています。
当院での咬合誘導は、5~15歳未満までのお子さんが対象です。
15歳未満までのお子さんが対象ですが、咬合誘導のベストな時期は5~8歳頃とされています。
多少の個人差はありますが、通常、8歳頃を過ぎると顎の骨格が固まり始めます。顎の骨格が固まり始めると、咬合誘導の難易度が高くなってしまうのです。
上記の理由により、受け口などの顎の骨格異常を改善・予防するには、5~8歳頃までの小さな子どもの時期に咬合誘導を受けることが望ましいとされています。
■保険で小児矯正を受けられる?
◎原則として自費ですが、保険で小児矯正を受けられるースも
小児矯正・成人矯正などの種類を問わず、原則として、矯正治療は自費診療です。保険は適用できません。
基本的には矯正は自費になりますが、実は、例外もあります。
顎変形症や口蓋裂など、国が指定する疾患に当てはまる場合は、保険で小児矯正を受けられるケースも。
今回のトピックである「受け口」も、顎変形症など、国が指定する疾患が原因の受け口であれば、保険で小児矯正を受けられる可能性があります。
国が指定する疾患については、こちらで確認可能です。小児矯正をお考えの方は、お子さんに当てはまるものがないか、ご参照ください。
【受け口、口ゴボなど、お子さんの歯並びの乱れ・顎の骨格異常でお悩みの方はご相談ください】
– 矯正の無料相談を受付中です –
おしむら歯科では、マイオブレース矯正・バイオブロック矯正による小児矯正を330,000円~660,000円(税込)にて行っています。
マイオブレース矯正・バイオブレース矯正とは、口呼吸・舌癖など、歯並びを乱れさせる原因の根本的な改善にアプローチする小児矯正です。
小さな子どもの時期(ベストは5~8歳頃)にマイオブレース矯正・バイオブロック矯正を始めることで、
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通常の矯正(マウスピース矯正、ブラケット矯正)
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外科的矯正(顎の骨切り手術など)
をせずに受け口などの歯並びの乱れ・顎の骨格異常を改善できる可能性があります。
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受け口
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出っ歯
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口ゴボ
など、お子さんの歯並びの乱れ・顎の骨格異常でお悩みの方はお気軽にご相談ください。相談費は無料です。
カウンセリングでは歯科医師が歯並びや顎の状態、悪い癖の有無をチェックし、それぞれのお子さんに合った適切な治療方法をご提案させていただきます。