こんにちは。おしむら歯科　院長の押村侑希です。

おしむら歯科では、子どもを対象にした小児歯科治療を行っています。

今回は「お子さまが歯医者を嫌いな理由」についてお話をさせていただきます。

■お子さまが歯医者を嫌いな理由

 

◎ほとんどのお子さまは最初は歯医者さんが嫌いです

ほとんどの子どもは、最初のうちは歯医者さんが嫌いです。ではなぜ、子どもは歯医者さんが嫌いなのでしょうか？

いちばんの理由は「歯医者さんが怖いから」です。

子どもは歯医者さんやお医者さんに対し「怖い人（歯科医師）がいるところ」「痛くされるところ」というイメージを持つことが多いです。

歯医者さんに行ったことがない子どもの場合は、歯科医院に対してそれほど恐怖心を抱かないこともあります。ですが、アニメや漫画、歯医者さんに行ったお友達からの話（怖かった、痛かった、など）などが影響して歯医者さんに怖いイメージを持ってしまうケースも見受けられます。

◎子どもにとっての歯医者さん＝よくわからないところ

小さな年齢の子どもは、まだ何もわからない赤ちゃんです。当然、歯医者さんも「なんだかわからないところ」「怖いところ」というイメージを持ちやすくなります。

なんだかわからないところに連れていかれて、気がついたら知らない人にお口の中をさわられて、何かをされる…子どもが歯医者で泣き出すのも、ある意味では自然な現象と言えます。

■お子さまを歯医者嫌いにさせないために必要なこと

お子さまの歯医者嫌いをなくすためには、お子さまに「歯科医院がどんなところなのか理解してもらうこと」が大切です。まずは、ご家庭で保護者様からお子さまに対して、以下のことをしてあげてください。

［お子さまの歯医者嫌いを直すための5つのポイント］

①歯医者さんがどんなところかを説明してあげる
②怒らない
③ウソをつかない
④治療後はほめてあげる
⑤慣れさせる（歯医者通いを習慣にする＝定期検診を受ける）

①歯医者さんがどんなところかを説明してあげる

お子さまはだいたい3歳以上になるとお話ができるようになります。お子さまを歯科医院にお連れする前には、歯医者さんがどんなところかを保護者様がまず説明してあげてください。

「痛いイタイのむし歯を治してくれるところ」
「おうちではむし歯は治せないこと」

この2つをお子さまにじっくりとやさしく、話しかけてみてください。お子さまに歯科医院がどんなところかを説明してあげることで、なぜ歯医者さんに行くのかをお子さまも少しずつ理解できるようになります。

②怒らない

お子さまを歯科医院にお連れする際には、保護者様はお子さまに対して怒ってはいけません。お子さまがさらにパニック状態になる可能性があります。

歯医者さんに行きたくない、怖い、とお子さまがむずかったり泣いている場合は、「大丈夫」「怖くないよ」「痛いのを取ってもらおうね」と根気強く、やさしく話しかけてあげてください。

③ウソをつかない

お子さまを歯科医院にお連れする際には、「遊びに行くよ」などとウソをつくのはぜったいにおやめください。お子さまが疑心暗鬼になり、歯医者嫌いが増す可能性があります。

④治療後はほめてあげる

歯医者さんで治療を受けたあとは、「がんばったね」「えらかったね」とお子さまをほめてあげてください。ほめてあげることで「歯科治療を最後まで受けられた」という成功体験につながり、「わたしでも、ぼくでも、できるんだ」と前向きな気持ちを持ちやすくなります。

⑤慣れさせる（歯医者通いを習慣にする＝定期検診を受ける）

お子さまの歯医者嫌いをなくすには、歯医者さんに慣れさせることが大切です。歯医者さんは痛くなったら行くところ、ではなく、なんでもないときにでもふだんから歯医者さんに行き、お子さまを歯医者さんに慣れさせてあげてください。

おしむら歯科では、お子さまを対象に小児歯科検診を行っています。定期検診を受けることでむし歯やお口の異常の早期発見・早期治療につながります。

歯医者さんに対して「いつも行っているところ」「痛いのを治してくれるところ」「歯をきれいにしてくれるところ」というイメージがお子さまにつけば、歯医者通いを“日常のイベント”として認識できるようになります。

【お子さまの大切な歯をお守りするために】

子どもの乳歯や生えかわったばかりの永久歯は未熟でむし歯になりやすく、症状の進行も速いです。お子さまが「歯が痛い」「お口がヘン」など、お口の異常をうったえている場合はなるべく早めに歯科医院にお連れください。

おしむら歯科では、小児歯科治療と定期検診を通じてお子さまの歯の健康を全力でサポートいたします。お子さまのむし歯や悪いクセ、歯並びなどのお悩みがある場合は、お気軽にご相談ください。