近年は、街中のお店や、ネットの通販サイトで、たくさんの種類の歯ブラシを見かけるようになりました。
子ども用の歯ブラシも進化し、年齢に応じた様々なアイテムが販売されています。
様々なアイテムが販売されているため、親御さんによっては、お子さんの歯ブラシ選びで迷ってしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は、我が子に使わせたい、「歯科医師がオススメする子ども用歯ブラシ&オーラルケアアイテム」をご紹介します。
目次
■歯科医師がオススメする 子ども用歯ブラシ&オーラルケアアイテム
◎1本でも乳歯が生えてきたら、親御さんによる歯磨き&赤ちゃん自身による自分磨き(噛み噛みなどの“真似事”磨き)を始めましょう
1本でも乳歯が生えてきたら、親御さんによる歯磨き&赤ちゃん自身による自分磨き(噛み噛み磨きなどの“真似事”磨き)を始めましょう。
①歯が生える前~6ヶ月ごろ~1歳ぐらいまで
◎まずは、親御さんの手がお口にふれるアクションに慣れさせることが大切
この時期はしっかり歯を磨くよりも、まずは、「親御さんの手がお口にふれる」アクションに慣れさせることが大切です。ガーゼ、指サックなどのアイテムを用い、やさしく、赤ちゃんの歯を拭いてor磨いてあげてください。
親御さんによる歯磨きに加え、様子を見て、赤ちゃん自身で使えるハンドル歯ブラシを持たせてみましょう。
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歯磨きナップ
デコボコ(ザラザラ)したガーゼです。ガーゼで、赤ちゃんの歯をやさしく拭いてあげましょう。
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ベビー指サック
指サックの先端に小さな毛束がついた歯ブラシです。親御さんの指にサックをつけ、赤ちゃんの歯をやさしく磨きましょう。
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ハンドル歯ブラシ
赤ちゃんが両手で持てるハンドルタイプの歯ブラシです。噛んでも歯を傷つけにくい、シリコン製の物を選ぶとよいでしょう。
②1歳ごろ
◎安全性が高く、扱いやすい歯ブラシを選びましょう
「真似事」ではありますが、1歳頃になると、少しずつ、自分で歯を磨けるようになっていきます。
赤ちゃんに持たせる歯ブラシは、以下の点に注意してアイテムを選びましょう。
[1歳ごろの赤ちゃんに持たせる歯ブラシのポイント]
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やわらかい毛先の物
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ヘッドが小さい物
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扱いやすい物
{赤ちゃんが歯ブラシを噛んでいても、怒らないでください}
赤ちゃんが歯ブラシを噛んでいても、怒らないようにしましょう。噛んでいるようであれば、歯ブラシがぼろぼろになる前に、こまめに買い換えましょう。
③1歳半ごろ
◎奥歯が磨きやすいよう、毛束のある歯ブラシを使い始めましょう
個人差はありますが、1歳半ごろになると、奥歯の乳歯が生えてきます。
赤ちゃんに持たせる歯ブラシは、以下の点に注意してアイテムを選びましょう。
[1歳半ごろの赤ちゃんに持たせる歯ブラシのポイント]
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やわらかい毛先の物
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ヘッドが小さい物
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ハンドルが握りやすい物(安全面を考慮した短い歯ブラシもオススメです)
④2歳~6歳ごろ
◎ポイントに気をつけながら、気分が上がる歯ブラシを選ぶのもオススメです
一般的に、2歳~6歳ごろは、自我が芽生え始める時期です。子どもには、好きなアニメやキャラクターなど、気分が上がる歯ブラシを持たせてあげると、歯磨きの時間が楽しくなる効果を期待できます。
お子さんに持たせる歯ブラシは、以下の点に注意してアイテムを選びましょう。
[2歳~6歳ごろの子どもに持たせる歯ブラシのポイント]
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やわらかい毛先の物
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ヘッドが小さい物
⑤6歳~12歳ごろ
◎小学生になると、乳歯から永久歯への生え変わりが始まります
小学生になると、乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。
お子さんに持たせる歯ブラシは、以下の点に注意してアイテムを選びましょう。
[6歳~12歳ごろの子どもに持たせる歯ブラシのポイント]
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やわらかい、または、ふつうの毛先の物(適切な力で歯磨きできている場合)
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ヘッドが小さく、柄の厚みが薄い物
【毎日の歯磨き+歯科医院での定期検診で、むし歯から歯を守りましょう】
お子さんご自身が行う自分磨き、親御さんが行う仕上げ磨きの仕方は、ブログにてご紹介しています。併せてご参照ください。
歯の健康を維持するには、歯磨き(+フロスによる歯間清掃)に加え、歯科医院で受ける定期検診も重要です。
毎日の歯磨き+歯科医院での定期検診で、むし歯から歯を守りましょう。