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小さな子どもの頃の「食育」がとっても大切な理由


こんにちは。おしむら歯科 院長の押村侑希です。


当院では、0歳の赤ちゃん~小学生頃までの小さなお子さんを中心に、「食育教室」を行っています。


食育とは、食事や食べ物に関する知識を身につけ、生涯を通じて、健全な歯と顎を保ち続けるための教育(アドバイス)を指す言葉です。


■小さな子どものうちに、顎の健全な成長をうながすことが重要です


◎食育やマイオブレース矯正(咬合誘導)を通じ、顎の健全な成長をうながします

0歳の赤ちゃん~9歳頃までの子どもに対しては、まずは、顎の健全な成長をうながすことが重要です。


顎の健全な成長のためには、食育を通じ、様々な食材を普段の食事に採り入れることをオススメします。食育により、食事の内容や食べ方・飲み方を改善することで、子どもの顎の健全な成長をうながしやすくなります。


食育に加え、顎の健全な成長をうながすアプローチとしては、3~8歳頃までの子どもが対象のマイオブレース矯正(咬合誘導)も代表的です。


咬合誘導では、トレーナーと呼ばれる取り外し式のマウスピースを用います。トレーナーなどを用いてお口周り・顎周り・全身の筋肉を鍛えると共に、トレーナーを装着することで子どもの顎の健全な成長をうながすのが咬合誘導の主な目的です。


◎顎が健全に成長し、顎の骨が適切に広がることで、将来の綺麗な歯並びを得やすくなります

食育や咬合誘導が主な目標とする、顎の健全な成長。小さな子どもの時期において、なぜ、顎の健全な成長が重要なのでしょうか?


顎の健全な成長が重要なのは、顎が「歯・歯周組織(歯茎、歯槽骨など)の土台」であるためです。健全な顎があるからこそ、歯・歯周組織の健康を保ちやすくなります。


顎が健全に成長すると、顎の骨が適切に広がり、お口の中にスペースができて生え変わりの際に永久歯がまっすぐ生えやすくなります。


まっすぐ生えた永久歯により、将来の綺麗な歯並び(正しい噛み合わせでしっかりと噛める歯並び)も得やすくなります。


■自己流の食べ方、小さな子どもへの歯を動かす矯正治療があまりおすすめできない理由


◎子どもが食べたい物ばかり食べさせたり、親御さん独自の価値観での食育は子どもの顎・歯の成長に良くない影響を与えるおそれも

以下のような“自己流の食べ方”は、子どもの顎・歯の成長に良くない影響を与えるおそれがあります。


[おすすめできない、子どもへの食事の内容・食べさせ方(食べ方)]


  • 砂糖がたっぷりのお菓子やジュースをたくさん与える

  • ハンバーグやパンなど、子どもが好むやわらかい物ばかりを食べさせる


  • 子どもを寝そべらせて、お口の中にスプーンを深く入れて食べさせる

  • 椅子に身体を預けるように子どもを寄っかからせて食べさせる(背中が丸まっている)


  • 変な噛み方(片側の歯ばかりで食べ物を噛む、など)

  • 変な飲み方(顎をしゃくるように飲む、など)


おしむら歯科の食育では、歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士がアドバイスを行い、子どもの食事の内容・食べ方・飲み方の改善を図ります。


◎小さな子どもには、歯を動かす通常の矯正治療(ブラケット矯正、マウスピース矯正)はあまりおすすめできません

おしむら歯科では、原則として、8歳頃までの小さなお子さんには顎の健全な成長をうながす「マイオブレース」での小児矯正を行っています。


当院でマイオブレースを小児矯正の治療の軸としているのは、小さなお子さんには、歯を動かす通常の矯正治療(ブラケット矯正、マウスピース矯正)はあまりおすすめできない、と考えているためです。


乳歯の時期(3~6歳頃)に歯を動かす矯正治療を行っても、生え変わりの時期が来れば乳歯は抜けます。また、乳歯から永久歯への生え変わりの際に歯を動かす矯正治療を行っても、顎の成長などが原因で整えた歯並びがずれてしまう場合も。


上記のような要素に加え、中高生になると勉強や部活が忙しく、保定期間を守らないなどの理由で整えた歯並びが後戻りしてしまうケースも少なくありません。


【お子さんが一生、お口のことで困らないために】


子どもの時期の食育、マイオブレースは将来のお子さんへの「贈り物」です。


食育やマイオブレースを通じ、小さな子どものうちに正しい食べ方・飲み方&鼻呼吸を身につけることで、一生を通じて健全な歯・健全な顎を保ちやすくなります。


お子さんの歯並び・食べ方・悪い癖などが気になる方は、当院までお気軽にご相談ください。


– 「食育教室」「食の学校」を定期的に開催しています –


おしむら歯科では、お子さん・親御さんを対象に、「食育教室」「食の学校」を定期開催しています。


食育教室の内容、および、子どもの頃の食べ方が歯並びに与える影響についてはブログにてご紹介しています。今回の記事と併せて、お読みいただければ幸いです。


おしむら歯科こども矯正歯科クリニック
歯科医師
押村 侑希

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