中川区とその南に位置する港区にかけて、かつて水上輸送路として掘られた運河、「中川運河」があります。
名古屋港と名古屋駅南にあった笹島貨物駅を結んでいた中川運河ですが、水上輸送の中心的な役割を担ったのはもう何十年も前の話。
名古屋の経済、産業の発展を支えてきた運河でしたが、貨物の輸送という意味では、その役割はトラックなど陸送に移っているのが現状です。
さてそんな中川運河。実は現在、多くの人が楽しめる場所に生まれ変わっています。
2017年から始まったのが、名古屋市中心部とみなとエリアを結ぶ「クルーズ名古屋」。
名古屋駅南にあるささしまライブからレゴランドジャパンがある金城ふ頭まで、水上バスに乗って移動することができるようなのです。
地上にいるだけではわからない名古屋の風景、見てみたいですね!
途中に通る水門や橋の下はかなり迫力がありそうです…。
ささしまライブと金城ふ頭の間には、名古屋港水族館のあるガーデンふ頭や温浴施設キャナルリゾートにも乗下船場があり、さまざまな場所を巡ってこの名古屋の地を楽しむことができるのもいいですね。
さらに9月からは、大型ショッピングセンター、ららぽーとがあるスマートタウン「みなとアクルス」にも水上バスが寄っている模様。
うーん、道路は渋滞していそうだし、船で行ってみるのもいいかもしれない…。
水上からの眺めを楽しみながら、ショッピングや観光のために移動ができる手軽な水上バス。
観光で名古屋を訪れた人はもちろん、地元の人も使えそうです!