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子どもの矯正中、気をつけておきたいこと



こんにちは。おしむら歯科 院長の押村侑希です。


近年は保護者様・お子さまの歯に対する意識が高まり、小児矯正を受けるお子さまが増えています。小さな子どもの時期に行う「マイオブレース矯正」も広く知られるようになってきました。


人気がUPしている小児矯正ですが、子どもの矯正中は気をつけておきたい、いくつかのポイントがあります。ポイントを守ることで矯正を最後まで続けやすくなり、健全なあごと将来の綺麗な歯並びを手に入れる可能性を高められます。


今回は「マイオブレース矯正中で気をつけておきたい3つのポイント」をご紹介します。


■マイオブレース矯正で気をつけておきたい3つのポイント


マイオブレース矯正とは、お子さまのあごの成長をうながし、正しいお口の使い方(正しく飲む・正しく噛む・鼻呼吸する)を身につけることを目指す小児矯正です。


マイオブレース矯正を行っているときは以下のポイントに気をつけることで矯正を最後まで続けやすくなり、健全なあごと将来の綺麗な歯並びを手に入れる可能性を高められます。


ポイント①お子さまご自身が「矯正を続ける」モチベーションを維持する

マウスピース(トレーナー)など、小児矯正は装置を使って治療を行います。治療は毎日行われるため、お子さまは「やらされている」と感じがちです。やらされている感が強くなると毎日の矯正がだんだんイヤになり、「もうやだ」「めんどくさい」「つらい」と治療を途中であきらめてしまうケースがあります。


小児矯正を最後まで続けるためには、まずは、お子さまご自身が「矯正を続ける」モチベーションを維持することが大切です。


とは言うものの、小さなお子さまが自発的に矯正を続けるモチベーションを維持するのはなかなか、むずかしいものです。お子さまのモチベーションを維持するためには、矯正を始める前や矯正中に以下の点を話して聞かせ、「なぜ矯正をするのか」をお子さまに理解させておくとよいでしょう。


◎小さなお子さまに矯正治療の大切さを理解させるためのお話の仕方

1.歯並びが乱れていると食べ物をしっかり噛めなくなるおそれがある

2.歯並びが乱れていると見た目が悪くなる可能性がある

3.歯並びが乱れているとあごの成長がさまたげられ、お顔立ちが悪くなる可能性がある


現代の子どもは容姿に対する意識が高まっており、大人が思っている以上に「自分の見た目」を気にしています。


歯並びが乱れていると食べものをしっかり噛めなくなるおそれがあることに加え、「見た目が悪くなる可能性がある」と教えてあげるのが、子どもにはシンプルで伝わりやすいです。


なお、お子さまに矯正治療の大切さを教えてあげるときは「見た目が悪くなる可能性」などの言葉は使わず、以下のようにできるだけわかりやすく伝えるようにしてください。


<保護者様からお子さまに矯正治療の大切さを教えてあげるときのお話の仕方の例>


・歯を綺麗にしよう

・歯を綺麗にして、何でも噛めるようになろう

・歯を綺麗にして、イケメン・可愛くなろう


ポイント②保護者様が矯正について正しく理解しておく

お子さまご自身のモチベーションを維持するのに加え、最後まで小児矯正を続けるためには保護者様が矯正について正しく理解しておくことが大切です。


「なぜ、子どもに矯正をさせるのか」

「マイオブレース矯正の治療内容はどのようなものか」

「マイオブレース矯正は何を目標として治療を行うのか」


お子さまに小児矯正をさせる理由をきちんと認識し、マイオブレース矯正の治療内容や目的を正しく理解しておくことで保護者様がお子さまに寄り添って最後まで小児矯正を続けるモチベーションの維持につながります。


小児矯正が必要な理由はこちら、当院のマイオブレース矯正についてはこちらの記事で詳しくご説明しています。ぜひ、ご参照ください。


ポイント③矯正中は保護者様がお子さまのオーラルケアをしっかりサポートしてあげる

{保護者様による仕上げ磨きを行いましょう}


小さな子どもは自分でしっかり歯を磨けません。矯正の有無を問わず、お子さまの歯の健康を守るためには保護者様による仕上げ磨きが必須です。


小児矯正の際はお子さまがご自身で歯の清掃をすると共に、毎日、保護者様が仕上げ磨きを行い、矯正中のオーラルケアをサポートしてあげてください。


仕上げ磨きの仕方はこちらの記事で詳しくご説明しています。併せてご参照ください。


{砂糖の摂取量は1日15~20g以内に抑えましょう}


むし歯予防のため、砂糖を含んだ甘いお菓子やジュースはなるべくひかえるのが望ましいです。砂糖の摂取量は1日15~20g以内に抑えましょう。


<「歯の学校」のご紹介>


歯の学校


おしむら歯科では「歯の学校」を定期開催しています。


歯の学校は6~12歳のお子さまがご参加対象です。お子さまがご自身で歯と身体の健康を守れるよう、おやつの内容や食べ方、歯のケア方法についてアドバイスいたします。


歯の学校について詳しくは上記リンク先のページをご参照ください。


【お子さま・保護者様が小児矯正のメリットを正しく理解することが矯正を続けるモチベーションの維持につながります】


今回は「子どもの矯正中に気をつけておきたいポイント」をご紹介させていただきました。記事をお読みになり、皆様はどのようなご感想をお持ちになられたでしょうか。


マウスピース(トレーナー)など、矯正では装置をつけて治療を行います。矯正中は装置のことで周りの子どもにからかわれたり、「めんどくさい」「つらい」と感じる場面があるかもしれません。


小児矯正を最後まで続けるためにはお子さまご自身が矯正に対するモチベーションを維持し、保護者様が矯正への理解を深めることが大切です。


矯正を始める前にお子さま・保護者様が小児矯正のメリットを正しく理解し、「なぜ矯正を行うのか」をきちんと認識しておくことで、最後まで矯正を続けるモチベーションを維持しやすくなります。


矯正に関するご質問やご不安があるとき、矯正でつらさを感じたときはいつでもご相談ください。どんなことでもかまいません。お話をお伺いし、歯科医師・スタッフが全力でサポートいたします。

おしむら歯科こども矯正歯科クリニック
歯科医師
押村 侑希

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