おしむら歯科ブログ BLOG OSHIMURA

健康寿命と歯科治療



こんにちは。おしむら歯科 院長の押村侑希です。


おしむら歯科は父の代より赤ちゃんからご高齢の方まで、幅広い年齢の患者様にご愛顧をいただいております。


お年を召されてもしっかり噛める歯を保つには日頃の歯みがきをしっかり行い、併せて、歯科医院で定期メンテナンスを受けることが大切です。


今回は「健康寿命と歯科治療」についてお話をさせていただきます。


■健康寿命と平均寿命


◎年齢にかかわらず、「自分でできることは自分でする」心構えが大切

「健康寿命」という言葉をご存知でしょうか?


健康寿命とは、「人の力を借りず、食事や排せつなど、自分でできることは自分で行える期間」を指します。


平均寿命とは、文字どおり、命、生命活動の期間を指します。


◎健康寿命を延ばすことが「活き活きとした人生」につながります

世界トップの長寿国とされる日本。超高齢化社会にともない、平均寿命も年々、延びています。


しかし、大切なのは平均寿命ではありません。


平均寿命ではなく、「自分でできることは何でも自分で行える」健康寿命を延ばすことが「活き活きとした人生」につながります。


■健康寿命を延ばすために必要なこと


◎健康の基本は「しっかり噛める歯」を保つこと

健康寿命を延ばすためには、まずは、何でもしっかり噛める歯を保つことが大切です。


食事は生きることの源です。ご自身の歯を丈夫に保ち、お肉・お魚・野菜・穀物など、何でもしっかり噛んで食事を摂ることが健康の基礎を作ります。


◎丈夫な歯があれば、外食やレジャー、人付き合いを楽しめるようになります

ご高齢になっても丈夫な歯があれば、ご自身の好物を含め、硬い物でも何でも食べられます。


丈夫な歯があれば外食、旅行やゴルフなどのレジャー、人付き合いを歯のことを気にせずに思いっきり楽しめるようになります。


■歯を失ってしまった方の健康寿命の延ばし方


◎安定性の高いインプラントがおすすめです

何でもしっかりと噛んで食事を摂るには、ご自身の天然の歯を保ち続けることがベストです。


しかし、50歳を過ぎると歯周病や歯根破折、むし歯などが原因で多くの歯を失ってしまうことも。


歯を失ってしまった場合は、インプラントで歯を補うことで健康寿命の延伸を期待できます。


◎インプラントのメリット

インプラントは外科処置により、お口の中に人工歯根を作る治療法です。


①安定性が高い


ネジのような形をしたフィクスチャーをあごの骨に埋め入れて人工歯根を作るため、インプラントは非常に安定性が高いです。治療後は硬い物もしっかり噛めるようになります。


②違和感がほぼない


インプラントは固定式のため、入れ歯のようにずれたり外れる心配がほぼありません。ご自身の歯に近い感覚でお使いいただけます。


③残っている歯を傷つけない


インプラントは失った歯の箇所にのみフィクスチャーを埋め入れるため、残っている歯を傷つけません。入れ歯やブリッジは残っている歯を傷つけやすく、天然歯の寿命を縮めてしまうことが多いです。


④あごの骨がやせにくい


インプラントは人工歯根によって噛む刺激がきちんとあごの骨(歯槽骨)に伝わります。噛む刺激が伝わることで骨の代謝が進むため、あごの骨がやせにくいです。


ブリッジや入れ歯は歯根がなく、噛む刺激が十分に伝わらずあごの骨がやせてしまうことがあります。あごの骨がやせるとほおにシワができ老けて見えやすくなるほか、ブリッジや入れ歯があごの形に合わなくなって作り直しが必要になる場合があります。


⑤毎日のお手入れがカンタン


インプラントは固定式のため、毎日のお手入れは歯みがきと歯間清掃でOK。


ブリッジは義歯の底部分を毎日入念にフロスを通して清掃する必要があります。入れ歯は毎日取り外して洗わなければなりません。入れ歯の汚れがひどい場合は洗浄剤が要ることもあり、お手入れに手間と時間がかかります。


【セルフケアと定期メンテナンスで歯の健康を保ちましょう】


健康寿命を延ばすためには、ご自身の歯の健康を保つことが大切です。毎日の歯みがきと歯間清掃によるセルフケアをしっかり行い、併せて、歯科医院で定期的にメンテナンス(検診+お口のクリーニング)を受けることでむし歯・歯周病の進行を抑えられ、歯の健康維持につながります。


おしむら歯科こども矯正歯科クリニック
院長
押村 侑希

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