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歯ブラシの交換時期は?交換しないとどうなっちゃうの?


こんにちは。おしむら歯科 院長の押村侑希です。


今回は、「歯ブラシの交換時期」について、お話しします。


歯の健康を守るためには、ご自身で行う毎日の歯磨き+歯間清掃が基本です。


皆様は、歯磨きで使う歯ブラシを、どれくらいの頻度で交換していますか?


1ヶ月に1回程度のペースで交換する方もいれば、3ヶ月に1回、患者様によっては、半年以上、歯ブラシを交換しない方も。


交換頻度はそれぞれですが、1ヶ月以上、歯ブラシを換えないのは、オススメできません。


■歯ブラシの交換時期は?


◎最低でも、1ヶ月に1回、歯ブラシを交換しましょう

清掃能力を保つために、最低でも、1ヶ月に1回、歯ブラシを交換しましょう。


◎1ヶ月経たなくても、ヘッドの外側に毛先がはみ出している場合は歯ブラシの交換を

歯ブラシの交換時期の目安は、1ヶ月に1回です。1ヶ月に1回が基本ですが、1ヶ月経たなくても、後ろ(歯ブラシの背中)から見て、ヘッドの外側に毛先がぴょんぴょんとはみ出している場合は歯ブラシを交換しましょう。


■1ヶ月に1回、歯ブラシを交換するのはなぜ?


最低でも、1ヶ月に1回、歯ブラシを交換した方が良いのは、以下のような理由があるためです。


理由①1ヶ月以上使い続けていると歯ブラシの毛先が外に開きやすく、清掃能力が低下する

1ヶ月以上使い続けていると、歯ブラシの毛先が外側に開きやすくなります。


毛先が外側に開いた歯ブラシは、清掃能力が低下するため、使い続けるのはオススメできません。


ご自身ではきちんと歯を磨いているつもりでも、毛先が外側に開いた歯ブラシを使っていると、歯垢・食べかすなどの汚れが落ちにくくなります。


理由②1ヶ月以上使い続けていると歯ブラシの毛のコシが失われやすく、清掃能力が落ちてくる

1ヶ月以上使い続けていると、歯ブラシの毛のコシが失われやすくなります。


コシがあるしっかりした毛を持つ歯ブラシと比べて、毛のコシが失われた歯ブラシは、清掃能力が低いです。


毛先が開いていなくても、毛のコシが失われていると、歯垢・食べかすなどの汚れが落ちにくくなります。


理由③1ヶ月以上使い続けていると歯ブラシの毛の根元に細菌が繁殖してくる

1ヶ月以上使い続けていると、歯ブラシの毛や根元に細菌が付着し、繁殖します。


長く使い続けている歯ブラシの毛や根元には、大腸菌やブドウ球菌、サルモネラ菌などの細菌が繁殖しているケースも。


なお、流水で洗い流していれば、歯ブラシを使い続けることで、細菌によって身体の不調が起きるケースはあまりありません。身体の不調が起きることは少ないですが、細菌が繁殖している歯ブラシを使い続けていると、付着した細菌により、お口の中が不衛生になるおそれがあります。


【最低でも、1ヶ月に1回、定期的に歯ブラシを交換しましょう】


歯とお口の健康を守るためには、毎日の歯磨き+歯間清掃が基本のケアになります。


歯の清掃効率を保つためにも、最低でも、1ヶ月に1回、定期的に歯ブラシを交換しましょう。


なお、正しい歯磨き・間違った歯磨きの仕方については、ブログにて詳しくご説明しています。今回の記事と併せて、ぜひ、ご参照ください。


おしむら歯科こども矯正歯科クリニック
歯科医師
押村 侑希

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