
▸ 歯ぐきが下がってきたと感じていませんか?
こんにちは。おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック院長の押村侑希です。
鏡を見たときに、「以前より歯が長く見える」「歯ぐきが下がってきた気がする」「歯の根元が見える」と感じたことはありませんか。
歯ぐきが下がると、見た目の印象が変わるだけでなく、冷たいものがしみる、歯と歯のすき間に食べ物が詰まりやすい、歯磨きがしにくいといった症状につながることがあります。
歯ぐきが下がる原因は一つではありません。
歯周病、強すぎる歯磨き、歯ぎしり・食いしばり、歯並びや噛み合わせなど、さまざまな要因が関係している場合があります。
この記事では、歯ぐきが下がって歯が長く見える原因や、早めに相談したいサイン、歯並び・噛み合わせとの関係についてご説明します。
この記事の要点まとめ
- 歯ぐきが下がる原因には、歯周病、強い歯磨き、歯ぎしり・食いしばり、歯並びや噛み合わせなどがあります
- 歯ぐきが下がると、歯が長く見える、冷たいものがしみる、食べ物が詰まりやすいなどの症状が出ることがあります
- 歯周病が進行すると、歯を支える骨が減り、歯ぐきが下がって見える場合があります
- 歯並びや噛み合わせによって、一部の歯に負担がかかったり、磨き残しが生じやすくなったりすることがあります
- 下がった歯ぐきが元に戻るかどうかは、原因や歯ぐき・骨の状態によって異なります
- 歯ぐきが下がっている場合でも、すぐに矯正治療が必要とは限りません
- 歯周病、歯磨きの方法、歯ぎしり・食いしばり、歯並び、噛み合わせを総合的に確認することが大切です
▸ 歯ぐきが下がると、どのような変化が出る?
歯ぐきが下がると、歯の根元が見えるようになり、以前より歯が長くなったように感じることがあります。
また、歯と歯の間の歯ぐきが下がることで、すき間が目立つようになる場合もあります。
次のような変化がある場合は、歯ぐきが下がっているサインかもしれません。
- 歯が長く見える
- 歯ぐきが下がってきた
- 歯の根元が見える
- 歯と歯のすき間が広がった
- 冷たいものがしみる
- 食べ物が詰まりやすくなった
- 歯ぐきのラインが左右で違って見える
- 前歯の見た目が以前と変わった気がする
- 歯磨きのときに出血する
歯ぐきの下がり方や原因は、一人ひとり異なります。
見た目だけで判断するのではなく、歯ぐきの状態、歯を支える骨の状態、歯磨きの癖、歯並び、噛み合わせなどを確認することが大切です。
▸ 歯ぐきが下がる主な原因
歯ぐきが下がる原因には、いくつかの種類があります。
代表的な原因として、次のようなものがあります。
- 歯周病
- 強すぎる歯磨き
- 硬い歯ブラシの使用
- 歯ぎしり、食いしばり
- 歯並びや噛み合わせ
- 歯が外側に傾いている状態
- 磨き残しによる歯ぐきの炎症
- 加齢による変化
- 歯ぐきや歯を支える骨の厚み
- 矯正治療後の変化
歯ぐきが下がっているように見えても、原因は一つとは限りません。
たとえば、歯周病によって歯を支える骨が減っている場合もあれば、強い歯磨きによって歯や歯ぐきに負担がかかっている場合もあります。
また、歯並びや噛み合わせによって一部の歯に力が集中し、歯ぐきや歯を支える組織に負担がかかりやすい状態になっていることもあります。
歯周病が原因で歯ぐきが下がる場合
歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起こる病気です。
歯周病が進行すると、歯を支える骨が少しずつ減り、それに伴って歯ぐきが下がって見えることがあります。
次のような症状がある場合は、歯周病が関係している可能性があります。
- 歯ぐきから出血する
- 歯ぐきが腫れる
- 口臭が気になる
- 歯が浮いたように感じる
- 歯が揺れる
- 歯と歯のすき間が広がった
- 前歯が動いてきたように感じる
歯周病による歯ぐきの変化は、初期には気づきにくいことがあります。
歯が長く見える、歯と歯のすき間が広がった、歯ぐきから出血するなどの変化がある場合は、歯ぐきの検査や歯周ポケットの確認を受けることが大切です。
強すぎる歯磨きが関係する場合
歯ぐきを守るために丁寧に歯磨きをしているつもりでも、力が強すぎると、歯や歯ぐきに負担がかかることがあります。
特に、硬い歯ブラシで強くこする習慣がある場合、歯ぐきが下がったり、歯の根元が削れたように見えたりすることがあります。
歯ぐきが下がってきたと感じると、「もっとしっかり磨かないと」と思う方もいらっしゃいます。
しかし、自己判断でさらに強く磨くと、かえって歯や歯ぐきに負担をかける場合があります。
歯ぐきの下がり方が気になる場合は、歯ブラシの硬さ、歯ブラシの当て方、磨く力を一度確認してもらうと安心です。
歯ぎしり・食いしばりが関係する場合
歯ぎしりや食いしばりによって、歯や歯ぐきに負担がかかることがあります。
特定の歯に強い力がかかり続けると、歯の根元や歯を支える組織に影響する場合があります。
次のような症状がある場合は、歯ぎしりや食いしばりが関係している可能性もあります。
- 朝起きたときに顎が疲れている
- 歯がすり減っている
- 詰め物や被せ物が欠けやすい
- 奥歯に違和感がある
- 歯の根元がしみる
- 噛み合わせが気になる
歯ぎしりや食いしばりは、自分では気づきにくいことがあります。
歯ぐきの下がり方だけでなく、歯のすり減りや噛み合わせの状態もあわせて確認することが大切です。
▸ 歯並びや噛み合わせが関係することもあります
歯ぐきが下がる原因として、歯並びや噛み合わせが関係していることもあります。
たとえば、歯が外側に傾いている場合や、一部の歯に強い力がかかっている場合、歯ぐきや歯を支える組織に負担がかかることがあります。
また、歯並びが重なっている部分は歯ブラシが届きにくく、磨き残しが生じやすくなります。
磨き残しが続くと、歯ぐきの炎症や歯周病のリスクにつながることがあります。
成人の方の場合、歯ぐきが下がってきた背景に、歯周病だけでなく、歯並びや噛み合わせの問題が隠れていることもあります。
そのため、歯ぐきの状態だけでなく、歯並び、噛み合わせ、清掃のしやすさも含めて確認することが大切です。
歯並びや噛み合わせによって、一部の歯に負担がかかっている場合や、磨き残しが生じやすい場合には、矯正治療を含めて治療方法を検討することがあります。
ただし、矯正治療を行えば、下がった歯ぐきが元に戻るというわけではありません。
歯周病の有無や歯ぐき・骨の状態を確認したうえで、必要な治療を検討することが大切です。
▸ 下がった歯ぐきは元に戻る?
下がった歯ぐきが元に戻るかどうかは、原因や状態によって異なります。
歯周病によって歯を支える骨が減っている場合、歯ぐきだけを元の位置に戻すことは難しい場合があります。
一方で、強すぎる歯磨きや歯ブラシの当て方が原因になっている場合は、歯磨きの方法を見直すことで、これ以上の進行を防ぐことにつながる場合があります。
冷たいものがしみる場合には、知覚過敏への対応を検討することもあります。
また、見た目や歯の根元の露出が気になる場合には、歯ぐきや歯を支える組織の状態を確認したうえで、治療方法を相談します。
大切なのは、「歯ぐきが下がったから、すぐに矯正が必要」「歯周病だから必ず歯を失う」と決めつけないことです。
原因によって必要な対応が異なるため、まずは現在の状態を確認することが大切です。
▸ 歯ぐきが下がっていても矯正治療はできる?
歯ぐきが下がっている場合でも、状態によっては矯正治療を検討できることがあります。
ただし、歯周病が進行している場合や、歯を支える骨が少ない場合は、先に歯周病治療を行い、歯ぐきの状態を安定させることが必要になる場合があります。
成人矯正では、歯並びだけでなく、歯ぐきや歯を支える骨の状態、噛み合わせ、清掃のしやすさを確認することが大切です。
歯ぐきが下がっている状態で無理に歯を動かすと、歯や歯ぐきに負担がかかる可能性があります。
そのため、矯正治療を検討する場合も、まずは歯周病の有無や歯ぐきの状態を確認したうえで、治療計画を立てることが大切です。
▸ 早めに相談したいサイン
次のような症状がある場合は、一度歯科医院で確認することをおすすめします。
- 歯が長く見える
- 歯ぐきが下がってきた
- 歯の根元が見える
- 歯と歯のすき間が広がった
- 冷たいものがしみる
- 歯ぐきから出血する
- 歯ぐきが腫れる
- 食べ物が詰まりやすくなった
- 前歯が動いてきた気がする
- 噛み合わせが変わった気がする
- 歯磨きをしているのに口臭が気になる
歯ぐきが下がる原因は、見た目だけでは分からないことがあります。
歯周病、歯磨きの方法、歯ぎしり・食いしばり、歯並び、噛み合わせなどを総合的に確認することで、必要な対応を考えやすくなります。
▸ まとめ|歯ぐきが下がってきたと感じたら、原因を確認することが大切です
歯ぐきが下がって歯が長く見える原因には、歯周病、強すぎる歯磨き、歯ぎしり・食いしばり、歯並びや噛み合わせなど、さまざまな要因があります。
原因によって必要な対応は異なります。
歯周病の治療が必要な場合もあれば、歯磨きの方法を見直すことが大切な場合、噛み合わせや歯並びを確認した方がよい場合もあります。
おしむら歯科では、歯ぐきの状態だけでなく、歯周病の有無、歯磨きの状態、歯並び、噛み合わせなどを総合的に確認し、必要に応じて歯周病治療、クリーニング、知覚過敏への対応、噛み合わせの確認、矯正治療などを検討します。
「歯ぐきが下がってきた気がする」
「歯が長く見える」
「冷たいものがしみる」
「歯と歯のすき間が気になる」
「歯並びや噛み合わせも関係しているのか知りたい」
という場合は、一度ご相談ください。
Q. 歯ぐきが下がる原因は歯周病ですか?
A. 歯周病が原因で歯ぐきが下がる場合があります。ただし、強すぎる歯磨き、歯ぎしり・食いしばり、歯並びや噛み合わせ、歯ぐきや骨の厚みなどが関係している場合もあります。原因は一つとは限らないため、歯ぐきの状態や噛み合わせを確認することが大切です。
Q. 下がった歯ぐきは元に戻りますか?
A. 原因や状態によって異なります。歯周病によって歯を支える骨が減っている場合、歯ぐきだけを元の位置に戻すことは難しい場合があります。まずは、歯ぐきが下がっている原因を確認し、進行を防ぐための対応を考えることが大切です。
Q. 歯ぐきが下がると、なぜ冷たいものがしみるのですか?
A. 歯ぐきが下がると、歯の根元が露出することがあります。歯の根元は、歯の表面を覆うエナメル質より刺激を受けやすいため、冷たいものがしみる場合があります。症状が続く場合は、知覚過敏、むし歯、歯周病などの確認が必要です。
Q. 強く磨くと歯ぐきが下がりますか?
A. 強すぎる歯磨きや硬い歯ブラシの使用によって、歯や歯ぐきに負担がかかる場合があります。歯ぐきが下がっている、歯の根元が削れているように見える場合は、歯ブラシの硬さや磨く力を確認することをおすすめします。
Q. 歯ぎしりや食いしばりで歯ぐきが下がることはありますか?
A. 歯ぎしりや食いしばりによって、歯や歯を支える組織に負担がかかる場合があります。歯ぐきの下がり方だけでなく、歯のすり減り、噛み合わせ、顎の疲れなどもあわせて確認することが大切です。
Q. 歯並びや噛み合わせで歯ぐきが下がることはありますか?
A. 歯並びや噛み合わせによって、一部の歯に負担がかかったり、磨き残しが生じやすくなったりすることがあります。その結果、歯ぐきの炎症や歯周病のリスクにつながる場合があります。歯ぐきだけでなく、歯並びや噛み合わせも含めて確認することが大切です。
Q. 歯ぐきが下がっていても矯正治療はできますか?
A. 歯ぐきや歯を支える骨の状態、歯周病の有無によって異なります。歯周病が進行している場合は、先に歯周病治療を行い、状態を安定させてから矯正治療を検討することがあります。まずは、歯ぐきの状態と噛み合わせを確認することが大切です。
Q. 矯正治療をすれば、下がった歯ぐきは戻りますか?
A. 矯正治療だけで下がった歯ぐきが元に戻るとは限りません。歯ぐきが下がっている原因や、歯周病の有無、歯を支える骨の状態によって対応は異なります。歯並びや噛み合わせが関係している場合には、矯正治療を含めて治療方法を検討することがあります。
Q. 歯ぐきが下がってきたら、何科に相談すればよいですか?
A. まずは歯科医院で、歯ぐきの状態、歯周病の有無、歯磨きの状態、噛み合わせなどを確認することをおすすめします。原因によって、歯周病治療、クリーニング、知覚過敏への対応、噛み合わせの確認、矯正治療などを検討します。
2007年 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
2017年 日本成人矯正歯科学会認定専門医コース修了(2年)
2018年 Dr John flutter(ブリスベン開業)診査診断コース修了
2019年 おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック院長就任
2020年 愛知県歯科医師会食育推進委員、ユマニテク歯科衛生士専門学校非常勤講師
2023年 愛知県歯科医師会調査室参与
日本成人矯正学会会員
日本摂食嚥下リハビリテーション学会会員
メタルフリー歯科学会 認定医
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