おしむら歯科ブログ BLOG OSHIMURA

むし歯が再発する理由はなぜ?再発を防ぐ方法



「また、同じ歯がむし歯になってる…」

「こないだ治したばっかりなのに…」

「ちゃんと歯磨きしているのに、むし歯をくりかえすのはなぜ?」


こんにちは。おしむら歯科 院長の押村侑希です。


毎日きちんと歯を磨いているのに、何度もむし歯をくりかえす。

治した歯が再びむし歯になる。


こんなご経験をされた方も多いのではないでしょうか?


むし歯が再発するのは原因があります。原因を突きとめ、それぞれの原因に合った対処法を行うことでむし歯の再発を防ぎやすくなります。


今回は「むし歯が再発する理由」および「むし歯の再発を防ぐ方法」についてお話しします。


■むし歯が再発する理由


◎主な原因は3つ

むし歯が何度も再発する理由は、主に以下の原因によるものです。


[むし歯が再発する原因]


①間違った歯磨き、歯磨き不足

②補綴物(詰め物やかぶせ物)の精度が低い、補綴物の素材が良くない

③むし歯治療のミス


①間違った歯磨き、歯磨き不足


自己流で間違った歯磨きをしていると、歯垢や食べカスなどの磨き残しがでます。むし歯菌は歯垢の中にひそむため、磨き残しがあると歯についた歯垢の中でむし歯菌が増えてむし歯にかかりやすくなります。また、強すぎる力での歯磨きもよくありません。強すぎる力で歯と歯ぐきの境目を磨くことで歯ぐきが下がり、歯の根面が露出して根面むし歯にかかりやすくなります。


歯磨き不足の方も常に歯垢や食べカスが歯についた状態のため、むし歯になりやすいです。


②補綴物(詰め物やかぶせ物)の精度が低い、補綴物の素材が良くない


精度が低い詰め物やかぶせ物のことを「不良補綴物」と呼びます。むし歯治療を受け、精度が低い不良補綴物をつけてしまうと、歯と詰め物やかぶせ物とのあいだにすき間ができます。


すき間があるとそこからむし歯菌が入り込み、詰め物やかぶせ物の下が再度、むし歯にかかってしまいます。これを「二次カリエス」と呼びます。


また、銀歯の詰め物やかぶせ物は再虫歯になりやすいです。銀歯は金属で丈夫な一方、歯との密着性が良くありません。銀歯の詰め物やかぶせ物は歯とのあいだにすき間ができやすく、再虫歯になる確率が高いです。


③むし歯治療のミス


歯科医師が行うむし歯治療のミスが原因でむし歯が再発することがあります。


肉眼による目視のみのむし歯治療では歯の細かい状態を確認できず、むし歯を取り残してしまうことがあります。そして、時間が経って詰め物やかぶせ物の下でむし歯菌が増殖し、むし歯がぶりかえします。


歯の根っこをお掃除する根管治療もむし歯の再発が多いです。根管治療でむし歯(細菌)を取り残してしまったり、適切な感染対策を行わなかった場合はむし歯(細菌感染)が再発しやすくなります。


■むし歯の再発を防ぐ方法


むし歯の再発を防ぐには原因を突きとめ、原因に合った対処を行うことが大切です。


[むし歯の再発を防ぐ方法]


①正しいやり方で毎日しっかりと歯磨きする

②高精度の補綴物を使う、メタルフリー治療を受ける

③精度の高いむし歯治療を受ける


①正しいやり方で毎日しっかりと歯磨きする


歯についた歯垢や食べカスをしっかり落とすには、正しいやり方で歯を磨くことが重要です。


歯磨きの仕方についてはこちらの記事で詳しくご説明しています。ご参照ください。また、当院では歯科衛生士による歯磨き指導を行っています。歯磨き指導をご希望の方は歯科医師・スタッフまでご遠慮なくお申し出ください。


②高精度の補綴物を使う、メタルフリー治療を受ける


高精度の補綴物を使うことにより、詰め物やかぶせ物と歯のあいだにすき間ができるのを防げます。とは言うものの、歯科医院が高精度の補綴物を使っているかどうかを患者様が見極めるのはなかなかむずかしいです。


補綴物の精度をチェックする一つの判断基準としては、その歯科医院が院内に技工所を持っているかを確認する方法があります。院内に技工所がある歯科医院は補綴物を作る歯科技工士との連携がスムーズなため、患者様の歯の形に合った精度の高い補綴物を作製できる可能性が高くなります。


銀歯の詰め物やかぶせ物が原因で再虫歯になる方は、非金属のセラミックの詰め物やかぶせ物を使うメタルフリー治療がおすすめです。セラミックは歯との密着性が高く、詰め物やかぶせ物がぴったりとすき間なく歯に密着します。銀歯のようなすき間ができにくいため、再虫歯を防ぎやすくなります。


メタルフリー治療で用いるセラミックは見た目が自然で美しい、金属アレルギーを起こさない、などのたくさんのメリットがあります。


③精度の高いむし歯治療を受ける


精度の高いむし歯治療を受けることで、むし歯の取り残しがなくなり再虫歯になる確率を減らせます。


精度の高い歯科治療をチェックする判断基準には以下があります。


・歯科医師の治療経験の多さ

・マイクロスコープなどの精密機器を使ったむし歯治療を行っている

・1つの歯だけではなく、お口全体を考えた総合的な歯科治療を行っている


クリニックを選ぶときには上記の点を見極めることで精度の高いむし歯治療を受けられる可能性が高まります。


【くりかえすむし歯、再虫歯のお悩みはおしむら歯科へご相談ください】


おしむら歯科では、患者様の歯の健康を守るために以下を行っています。


・歯科衛生士による歯磨き指導

・院内に技工所を併設

・メタルフリー治療

・マイクロスコープを使ったむし歯治療

・唾液検査導入やフッ素効果的な使い方

・むし歯予防大国 スウェーデンの国家プロジェクトとしてのむし歯予防


当院は院内に技工所を併設しております。院内に技工所を設けることで歯科技工士が患者様のお口やスマイルラインを確認して直接、お話をしながら製作できるため、患者様に合った高精度の補綴物をご提供可能です。


また、銀歯で再虫歯になる方や金属アレルギーの方のためのメタルフリー治療も行っています。


むし歯治療および根管治療の際にはマイクロスコープを使い、むし歯や細菌の取り残しがないよう細心の注意を払って治療を行います。


「きちんと歯を磨いているのにむし歯をくりかえす」

「詰め物やかぶせ物の下が再虫歯になる」


など、くりかえすむし歯や再虫歯でお悩みの方はおしむら歯科までご相談ください。診療では歯科医師が患者様の現在のお口の状態や歯磨き方法をチェックし、原因に合った治療方法をご提案させていただきます。


おしむら歯科こども矯正歯科クリニック
院長
押村 侑希

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